#540 マキエホテイヨコエビ

【和名】　マキエホテイヨコエビ
【英名】　N/A
【学名】　Metacyproidea makie
【分類】　動物界 節足動物門 甲殻綱 端脚目 ホテイヨコエビ科
【体長】　3mm
【撮影地】　八丈島　水深8m
【特徴】
体は卵形で側扁し眼柄と背甲は持たない。尾部は通常前方に折りたたまれる。体には濃淡2種の褐色点が散在し、腹部に大きな白斑が入り、背部に小さい青斑が入る。歩脚は細く透明。
【生態】
岩礁域の海藻上に集団で生息。夜間は活発に泳ぎまわり、正の走光性がある。卵はメスの覆卵葉で保護をする。
【ひとこと】
蒔絵のような模様からこの名前がつけられています。数ミリというサイズで、肉眼ではただの粒にしか見えませんが、拡大写真を撮るとあら、かわいい。
赤い瞳に偽瞳孔、ぽってりとした体に細い脚、その佇まいに哲学的な何かを感じてしまいます。
顕微鏡モード＋マクロレンズでやっとこんな感じですが、あまり近寄りすぎると、畳んでいる尾をピンっと伸ばし、跳ねて逃げます。


斜め上から


正面


細いあんよ


佇む姿


こんなかんじで海藻についています